■概要
自然斜面上の樹木を可能な限り伐採しないで、樹木が有する斜面安定効果を活かして、斜面表層の不安定部を、長さ3m~5m程度の補強材による補強効果と支圧板の効果、補強材頭部のワイヤ連結効果の複合的な作用により斜面の安定化を図る工法で次の特徴を有しています。
■特徴
○樹木を伐採することなく、樹木が有する表層崩壊防止機能を活用し、自然環境を損なわずに自然斜面を安定化させる工法であります。
○補強材による地山の補強効果、支圧板による土塊の押さえ込み効果および頭部連結材による引き留め・荷重分散・土壌緊縛の効果によって、斜面の安定性の向上を図ります。
○部材および施工機械が軽量で取り扱いが容易であるため、勾配が急で狭小な樹間内の自然斜面上での施工性に優れています。